■海外貴金属市況コメント■
3月23日、週末NY貴金属市場の金は上昇。2月の米新築住宅販売件数が予想を下回る内容となったことで、外為市場でユーロが対ドルで上昇したことを受け、ドルの代替資産とされる金が買われるかたちとなり、地合いを切り上げる展開となった。また他の商品も強かったことから、商品市場全般に資金が流入したことやファンド筋の買いも目立ったことから、金は一気に1660ドルの節目を回復して引けた。一方、銀やプラチナ・パラジウムも金に連れて堅調に推移し上昇して引けた。市場関係者の間では月末までに金は1700ドルの大台を試す可能性があるとみる向きもあるようだ。