■海外貴金属市況コメント■
3月22日、週末NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのユーロ安・ドル高を眺め貴金属は全般的に軟調推移となった。3月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は悪化となり、特に5ヶ月連続で50(景気の改善・悪化を判断するポイント)を下回ったことで、アジアの金需要の弱さを想起させるかたちとなった。さらに、ユーロ圏の購買担当者景況指数(PMI)速報値も48.7となって、同様に50を下回った。これを受けて外為市場で、ユーロ安・ドル高に振れ、金は下値を探る展開となった。しかし、終盤にかけては売られ過ぎ感から買い戻され下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナも続落して引けた。