金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月14日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月14日、NY貴金属市場の金は下落。イタリア5年債入札の結果が低調となったことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、外為市場でユーロが対ドルで下落、これを受け金に売りが膨らんだ。NY原油が大幅下落したことも圧迫要因となり、10月5日以来およそ2ヶ月半ぶりに1トロイオンス=1600ドルを割り込むなど売りが殺到する展開となった。市場関係者は「現在は金に対し安全資産としての需要よりも換金需要が勝っているようだ」と指摘している。プラチナ系や銀も下落。金の急落に追随したことや、米株式市場の急落にも圧迫される格好。プラチナは一時1400ドルの節目割れを試す水準となった。