金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(6月3日)】
5月31日、週末NY貴金属市場の金は下落。朝方は前日発表された米経済指標が振るわなかったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の縮小懸念が後退。また、世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有高が30日時点で変わらなかったことで、ETF売りが止まるとの思惑で買われ上昇して始まった。しかし、その発表された5月のシカゴ購買部協会景況指数が1年2ヶ月ぶりの高水準、5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値も事前予想を大幅に上回ったことで、再び米金融緩和の縮小懸念が強まり、終盤にかけ下落して引けた。一方、プラチナは、米株式市場の下落と金の軟調に追随する形で売られ下落して引けた。