金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇【海外市況(5月28日)】
5月28日、連休明けのNY貴金属市場の金は小幅安。外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りに押された。朝方は上昇。国際通貨基金(IMF)が「4月の中央銀行保有金残高が前月比30.23トン増加した」と発表したことを受け、一時は22日以来1400ドルの節目をつけた。しかし、その後発表された5月の米消費者信頼感指数が5年3ヶ月ぶりの高水準となったことや、NYダウ平均が一時史上最高値に迫る上伸となったことを背景に、投資家のリスク志向が強まり、金を売って株に資金を振り向ける動きが広がった。またメリルリンチが今年の金・銀相場見通しを金が12%下方修正して平均1478ドル、銀が25%下方修正して同2440セントとしたことも圧迫材料となった。一方、プラチナは上昇。NYダウの上昇に好感した買いで上伸して引けた。