金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月21日)】
5月21日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は米金融緩和策をめぐる不透明感に押され下落。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言と、4月30日~5月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を22日に控え、現行の緩和策をめぐる先行き不透明感が相場を圧迫した。ただその後、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が金融緩和を継続すべきと発言したことを受けて買い戻しが先行し、下げ幅を縮小し小幅安で引けた。市場では、明日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言に注目が集まっている。一方、プラチナは大幅下落。金の下落に追随して売り物が優勢の展開。米金融緩和の早期終了観測も弱材料視された模様。米株式市場が連日の史上最高値更新を記録するなど上昇したことに支えられ買われる場面も見られたが、上昇には転じなかった。