金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月7日)】
5月7日、NY貴金属市場の金は下落。リスク選好の動きに押され金は売られた。雇用不安の後退をきっかけに投資家心理が大きく改善し、NYダウ平均や独DAX指数が史上最高値を更新するなどリスク選好の流れが強まったことから、比較的安全な資産とされる金を売って投資資金を株に振り向ける動きが強まった。金上場投資信託(ETF)の保有高が1日当たり3~4トンの減少傾向が続き、2009年8月以来の低水準となっていることも下げ要因につながった。終盤にかけオーストラリア準備銀行(RBA:中央銀行)が利下げを行うなど、主要中銀による金融緩和を背景にしたインフレへの警戒感から下げ渋る展開となった。プラチナも下落。金の下落に連動する形で下落して引けた。