金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(10月18日)】
■海外貴金属市況コメント■
10月18日、NY貴金属市場の金は下落。中国の7~9月期の実質国内総生産(GDP)成長率の鈍化を受けて同国の金塊需要減退観測が広がったことに加え、欧州債務危機に対する懸念などを背景に世界的な景気先行き不安が強まり、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受け金は売られた。一時40ドル以上の下げを伴う急落商状となった。ただその後は、対ユーロにおけるドル高一服につれて買い戻しも入り、下げ渋る展開となった。銀やプラチナ系貴金属は早い段階で、中国の景気減速懸念やユーロに対するドル高の進展、金相場の急落など弱材料が重なったためにいずれも地合いを緩め、軟調に推移。終盤にかけ金相場の下げ一服に急速に切り返し、銀とパラジウムは小幅上昇して引けた。