金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(10月11日)】

■海外貴金属市況コメント■ 10月11日、NY貴金属市場の金は下落。注目されていた欧州金融安定化基金(ESFS)拡張のためのスロバキア議会での投票に集まっているが、これを控えて市場に消極的なムードが漂っていたことから、全般的に金は押さえられやすい展開となった。ユーロ圏債務問題の進展期待は後退気味であり、株や通貨の値動きに方向感は乏しかったため貴金属も手掛かり材料を欠いた。そのため、終始もみ合う展開となるなか、小幅下落して引けた。市場関係者は「通貨動向には不透明感が漂っているものの、安全な資産の逃避先として金を選ぶ傾向は顕著である。投資需要の回復は停滞しているが、実需筋が買い入れているようだ」と語った。
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