金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(9月9日)】

■海外貴金属市況コメント■ 9月9日、週末NY貴金属市場の金は小幅高。朝方は外為市場でドルが対ユーロで上昇したことやNY原油先物相場が急落したことを眺めての売りに軟調に推移する場面も見られた。しかしその後は、ギリシャ政府が週末にもデフォルト(債務不履行)を宣言するとの観測が浮上したほか、欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事が辞任を表明するなど、債務危機を巡るユーロ圏当局者の足並みの乱れが露呈したことで安全資産としての金買いが膨らんだ他、米株式市場の大幅下落を好感する向きからの買いも見受けられたため、上昇に転じ小幅高で引けた。一方、プラチナや銀は対ユーロでの大幅なドル高に圧迫されたほか、米株価やNY原油の大幅安も弱材料視されたため、下落して引けた。
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