金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(9月7日)】
■海外貴金属市況コメント■
9月7日、NY貴金属市場の金は下落。安全資産としての需要の高まりなどを背景に買われていた最近の流れに対する反動から利益確定の売り物が殺到。加えて、本日ドイツ連邦憲法裁判所がギリシャ支援に対する違憲申し立てを棄却したことを受け、リスク回避姿勢が後退したことも金売りを促したため、一時は約1週間ぶりに1トロイオンス=1800ドルの節目を割り込んだ。市場関係者は「金融市場で楽観論が広がったほか、買われ過ぎ感が高まった格好となった。ただ、中期的には投資家の押し目買い意欲は強い」と指摘した。銀とプラチナは、金の大幅下落に追随する格好となったほか、テクニカル的な売り物も見受けられたことから水準を切り下げる展開。ただ、米株式市場が大幅上昇となったことに支えられた面もあり、安値圏からは値位置を戻した。