金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(8月19日)】

■海外貴金属市況コメント■ 8月19日、週末NY貴金属市場の金は上昇。米国経済の先行き不透明感やユーロ圏の債務問題を背景とした投資家のリスク回避の動きが継続。時間外取引では一時1トロイオンス=1881.40ドルまで上昇し、連日の史上最高値更新となった。ギリシャのベニゼロス財務相が同国経済について「4.5%以上のマイナス成長となる」との見通しを示したことで、ユーロ圏の債務問題が再燃し、安全資産として金が買い進まれた。しかし、最近の急激な上昇に対する警戒感や週末要因から利益確定の売り物が優勢となり終盤にかけ1850ドル付近でのもみ合いとなった。銀は大幅続伸。テクニカル要因やファンド筋の積極的な買い物に大きく値を伸ばす展開となった。一方、プラチナも大幅高。他の貴金属相場の上昇を眺めた買いに連動する形で上昇して引けた。
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