金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月4日)】

■海外貴金属市況コメント■ 4月4日、NY貴金属市場の金は小幅安。これといった材料のないなか、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めての売りに圧迫された。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏経済について慎重な見方を示したことで、ユーロ安ドル高が進行し、金は一時1530ドル台後半まで水準を下げた。その後はドラギ総裁が早期の利下げを示唆しなかったことで、為替相場がドル安方向に切り返すと、金も買い戻され下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナは続落。ユーロ圏経済の低迷観測や米雇用関連統計の低調を受けて、工業用需要の減退観測が強まり、ファンド筋の売り物が先行した。また、NY外為市場でドルが対円で96円半まで上昇した。
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