金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(1月23日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月23日、NY貴金属市場の金は下落。これといった材料のないなか、外為市場でのドル高ユーロ安を受けての売りに小幅下落。国際通貨基金(IMF)がユーロ圏の成長率見通しを下方修正したことを受け、ドルがユーロに対して堅調に推移した他、1700ドルの節目を上抜けないことに嫌気した投機筋の売りに押された。また、米国の債務上限の問題が当面は解消されたとの見方が強まったうえ、米企業の好決算が続き、企業業績の先行きに対する期待感から投資家の資金が金市場よりも株式市場に流入していることも圧迫材料となった。銀は上昇。一方、プラチナは下落。NY株式市場の上昇に反応して買われる場面も見られたが、終盤にかけ金の下落に連動する形で売られた。