■海外貴金属市況コメント■
11月15日、NY貴金属市場の金は下落。国際的な産金業界団ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は15日、中国や欧州の景気減速を背景に2012年の第3四半期の世界の金需要が11%減少したと発表した。これを受けて、投資家等に悲観的な見方が広がり金は売られた。しかし、終盤にかけ米国の「財政の壁」や中東情勢の悪化懸念からの買いも入り、下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナも金に連動する形で下落。他に生産最大手アングロ・アメリカ・プラチナが違法ストが回避されたとの報も下落要因につながった。また、NY外為市場で円が対ドルで7ヶ月ぶりの安値を付けた。