■海外貴金属市況コメント■
10月18日、NY貴金属市場の金は下落。本日から行われている欧州連合(EU)首脳会議でドイツとフランスの債務危機に対する立場の違いなどから協議が難航するとの見方が強まったことから、スペインへの追加支援を巡る進展はないとの見方が広がった他に、米経済統計が概ね良好だったことから外為市場で対ユーロでドル高が進展。これを受けて、金も軟調に推移した。また、世界最大の金消費国であるインドではヒンズー教の新年「ディワリ」に伴う催事・婚礼シーズンが到来したが、ルピー高の影響で需要が低迷していることも圧迫要因になった。一方、銀やプラチナも下落。金相場の下落に追随する形で引けた。