金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(9月20日)】
■海外貴金属市況コメント
9月20日NY貴金属市場の金は、小幅安。9月のユーロ圏購買担当者景況指数(PM
I)が09年6月以来の低水準となったことで、外為市場でドルが対ユーロで上昇。
これを受けて金も売られた。ただ、主要先進国による金融緩和傾向を受け、インフレ
ヘッジ手段としての金の魅力の高まりから下げ渋る展開となり小幅下落で引けた。一
方、 プラチナは南ア鉱山ストの発端となった英白金生産大手ロンミン社のマリカナ鉱山
で、経営者側と労働者の交渉が合意したと伝えられたことで、一時は11日以来16
00ドルの節目を割り込む場面も見られたが、騒乱が終結したと伝えられていた最大
手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の鉱山で、19日も労働者
のデモが行われるなど、一連の鉱山ストが収拾に向かっていないことから終盤にかけ
買い戻され下げ幅を縮小して引けた。