金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(8月29日)】

■海外貴金属市況コメント■
8月29日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は堅調に推移。これといった材料のないなか、引き続き量的金融緩和第3弾(QE3)への期待感から投機筋の買い物が先行し、1トロイオンス=1670ドル台前半を回復した。しかしその後は、原油相場の下落や外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた動きに投機筋の手仕舞い売りが先行し、地合いを緩める展開となった。また、週末のジャクソン・ホールでのバーナンキFRB議長の講演を前に、積極的な買いが手控えられたことも圧迫要因になった模様。銀は金に連れ安。一方、プラチナはほぼ変わらずで引けた。南アフリカのマリカナ鉱山のストライキが依然として燻ぶっていることから、下値は限定的だった。

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