■海外貴金属市況コメント■
7月5日、NY貴金属市場の金は下落。欧州中央銀行(ECB)による利下げを受け外為市場でユーロ安ドル高が進行。これを眺めて金は売られた。欧州中央銀行(ECB)が債務危機と景気低迷に対応するため、ユーロ圏17ヶ国の主要金利を過去最低の0.75%に引き下げるとともに、中銀預入金利を0%に設定して事実上のゼロ金利政策を導入。ただ、終盤にかけ中国人民銀行(中央銀行)やイングランド銀行(英中央銀行)が景気テコ入れ策として追加緩和を発表したことでインフレヘッジとしての金に買いが集まり、下げ幅を縮小して引けた。