金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(7月3日)】
■海外貴金属市況コメント■
7月3日、NY貴金属市場の金は上昇。昨日発表された6月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数をはじめ、世界各国の製造業関連の指標は悪い内容が続いているため、市場には追加金融緩和策期待が漂っている。またユーロ圏の雇用不振などが鮮明になるなか、欧州中央銀行(ECB)が5日の理事会で利下げするとの観測も広がっており、これを背景にインフレヘッジとして金を選ぶ向きが多く、序盤から買われる展開となった。その後、独立記念日の休場を前に買い急ぐ向きが集まり上げ幅を拡大、金は大幅上昇して引けた。一方、プラチナや銀等、他の貴金属も、概ね同様の展開で上値を伸ばして引けた。