金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(5月4日)】

■海外貴金属市況コメント■ 5月4日、週末ニューヨーク貴金属市場の金は上昇。朝方は米労働省の雇用統計で非農業部門就業者数が11万5000人の増加と昨年10月以来の低い伸びを記録し、景気の先行き不安を反映した投資家心理の悪化を受けて下落した。しかし売りが一巡すると、雇用統計の低調に外為市場でユーロに対してドル安が進行したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加金融緩和観測の広がりを受けて次第に切り返す展開となり、終盤にかけ上昇して引けた。一方、銀やプラチナは米雇用統計の低調やNY株式市場の急落や原油など主要商品安の動きに追随した売りに軟調に推移していた。しかしその後は、FRBの追加金融緩和観測や金相場の反発を好感して買い戻され上昇して引けた。
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