■海外貴金属市況コメント■
4月25日、NY貴金属市場の金は小幅安。米連邦準備制度理事会(FRB)が同日発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、積極的に追加緩和を実施する姿勢を示さなかったことを背景に、外為市場でドルがユーロに対して強含んだことから売られ急落となった。しかしその後、FRBが超低金利政策を当面維持する見通しを示したことから、終盤にかけ買い戻され小幅な下落にとどまった。市場では追加緩和を明確に示唆するものはなかったが、結果的にはある程度織り込み済みだったことで、今回のFOMCに関しての反応は限定的になった。一方、プラチナも金の下落に連れ安となったが、原油や欧米の株価が堅調に推移していることで、終盤にかけ買い戻され小幅で引けた。