金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(4月17日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月17日、NY貴金属市場の金は小幅高。朝方はドイツのZEW景気期待指数が市場予想を上回ったほか、スペインの短期国債入札を無難に終えた事で、ユーロ圏の景気先行きに楽観的な見方が広がった。また、国際通貨基金(IMF)がユーロ圏経済の成長予想を上方修正した事を受けて、外為市場でユーロ高・ドル安が進行。これを受けて、金は堅調に推移した。しかしその後、カナダ中銀が金融緩和策の解除の可能性を示唆した事に加え、IMFが2012~13年のスペイン・イタリアの財政赤字の削減目標が達成できないとの見方を示すなど、ユーロ圏経済の先行きに対する不透明感が払拭できずとの報に、上げ幅を縮小して小幅高で引けた。一方、プラチナは米企業の好決算などを背景にNY株式市場が急伸したことを好感した買い物が先行し上昇して引けた。